モーニングアフターピルと低用量ピルの違い

モーニングアフターピルと低用量ピルはどちらも妊娠を希望しない時に使う医薬品です。
しかし、モーニングアフターピルと低用量ピルには違いがあるので、薬を使って避妊したい人はその違いをしっかりと押さえておくのが良いでしょう。

まず、モーニングアフターピルと低用量ピルはどちらも女性用のホルモン薬ですが、有効成分が含まれている量に違いがあります。
モーニングアフターピルとして使われる方法には2種類があり、古い方法では中用量ピル、新しい方法では黄体ホルモン薬のレボノルゲストレルが使われるのが一般的です。
中用量ピルは含まれているホルモン薬の量が中くらいの多さということで、それに対して低用量ピルはホルモン薬の配合量が少ないことが特徴になっています。

次にモーニングアフターピルと低用量ピルでは、飲み方の違いがあります。
モーニングアフターピルはコンドームを着けるのを忘れてしまった時などの避妊失敗後に使う薬で、性行為の後の72時間以内に服用することが必要です。
それとは違い、低用量ピルは毎日服用する薬となっており、妊娠したくない人が普段から避妊のために飲んでおくのが特徴になります。

モーニングアフターピルは受精卵の着床を防ぐことで避妊が出来る薬です。
低用量ピルの方は排卵を抑制することで避妊効果が期待出来る薬であるため、作用の仕方にも違いがあります。
それから、両者には避妊効果の成功率にも違いがあるので注意しましょう。
モーニングアフターピルは確実に避妊が出来る薬ではなく、いわゆる危険日に服用した場合は15%位の人は妊娠してしまうとされています。
しかし低用量ピルの方は決められた飲み方に従って服用し続けていればほぼ確実に避妊が出来ると言われている点が魅力です。

たまに勘違いしてしまう人がいますが、モーニングアフターピルは飲んだ後に効果がずっと続くわけではないため、服用した後の性行為で避妊をしなければ妊娠してしまう可能性があります。
モーニングアフターピルはあくまでも緊急事態の時に使う薬だということを覚えておいて、適切に使用しましょう。

目的に合ったピルを使用しましょう

女性が妊娠しないことを希望している場合、目的に合わせてピルを使用すると良いでしょう。
彼氏にコンドームを着けてほしいと言いにくくていつも不安という人は低用量ピルを処方してもらって毎日服用しておくと、自分の努力で妊娠を避けられるので安心出来ます。
また、コンドームは破れてしまうなどのトラブルが起こることもあり、100%避妊出来るわけではないため、低用量ピルを飲んで女性の方で妊娠しないようにしておくことで安全性が高まります。

モーニングアフターピルは緊急避妊薬とも呼ばれているように、性行為の際にコンドームが外れてしまったなどのトラブルに気づいた時や、妊娠を希望していない相手に無理に性行為をされてしまった時などに便利な薬です。
コンドームでの避妊失敗後には妊娠しないことを祈るだけではなく、速やかに婦人科のクリニックに行き、モーニングアフターピルを処方してもらうのがおすすめです。

ところで、低用量ピルを飲んでいればコンドームはいらないかと言うと、そんなことはありません。
コンドームを着けることは性病への感染を防ぐためには有効なのでなるべく着けてもらうようにしましょう。
低用量ピルを毎日服用しておくことや、モーニングアフターピルを避妊失敗後に飲むことは性病の感染を避けることにはつながらないため、注意が必要です。

近年では女性のライフスタイルも様々になってきており、恋人や夫がいても妊娠を希望しない場合も増えてきています。
確実に避妊したいと希望しているのなら低用量ピルを日頃から飲んでおくようにするのが有効ですし、ハプニングやトラブルが起こって避妊を希望するのならモーニングアフターピルを利用するのが最適です。
妊娠は女性にとって重大な問題なので、気軽に婦人科でこれらのピルの処方について相談しましょう。